整体師になるには資格が必要なの?整体師の資格と仕事内容を徹底解説!

整体師になるには資格が必要なの?整体師の資格と仕事内容を徹底解説!

整体師とは、どのような職業で何ができる人の事を言うのでしょうか?

この記事では、整体師の資格と、仕事内容・働く場所について詳しく解説していきます。

その他役立つ資格を、 「趣味で取りたい人気の資格10選!」で紹介しているので、是非参考にしてみてください!

整体師とは?

整体師とは?

整体師とはどのような職業なのでしょうか?

よく整体院にいるのは知っているのですが、具体的な仕事内容や出来ることなどを知らないという人も多いと思います。

この記事では、整体師について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

仕事内容

整体とは、身体の骨や筋肉と関節を、専門的な知識から手わざで動かし元のあるべき位置に戻す作業をすることによって、身体の不調を治す仕事です。

お客様の体の不調をお伺いし、一人一人に合った施術の方法を用いてその不調を解決することが仕事です。

身体の不調を治すことはできますが、医師免許があるわけではないので、根本的な症状を治すことや病気の治療はできません。

開業はできる?

結論から言えば、整体師は整体院を開業をする割合が多いです。

その理由として、国家資格を取得することで施術の幅が広がり、幅広いお悩みを抱えるお客様を相手にできるようになるという事が大きいでしょう。

また、国家資格を取得することでお客様からの信頼を得やすくなると言ったメリットがあります。

また、横になって施術ができるスペースさえあれば開業ができるので、自宅やシェアサロンで開業をしたり、自分でDIYやレンタル品を利用する方も多く、初期費用を抑えて開業できるため、開業される方が多いです。

新店舗を開業する際に利用できる助成金などもあるため、それを活用することで開業の補助になるでしょう。

整体師と柔道整復師の違い

整体師と似た仕事で、柔道整復師という仕事があります。

柔道整復師は、骨折などを整復することができる治療行為が可能になる国家資格です。

医師の同意書や診断書があると、医療保険が適応される点も大きく違います。

「接骨院」では、柔道整復師の資格がないと接骨院として営業ができるので、接骨院で働きたい場合は柔道整復師の資格を取得することがおすすめです!

また、柔道整復師の国家資格の受験資格を得るためには、柔道整復師の養成認定を受けている3年制以上の大学・短大・専門学校を卒業しなければ受験資格を得ることができないことも大きな違いだといえるでしょう。

整体師ができないこと

整体師ができないこと

これまでは、整体師ができる仕事の内容を紹介してきましたが、整体師ができない仕事内容とはどのようなものなのでしょうか?

整体師資格を取得すれば出来ることが多くなるのでは?と思う方も多いと思います。

整体師と似た施術でも、実際には出来ない行為も多いのでしっかり見ていきましょう!

医療行為

医療法第17条をはじめとする活計法規によって、医師・歯科医師・看護師等の免許を保持していない者による医業(歯科医業を含む)は禁止されています。

あん摩・マッサージ・指圧・はり・きゅう

これらの行為は、あん摩マッサージ師がいたり、はり師やきゅう師の免許を保有してしていなければならないと法律で定められています。

先ほど話した、柔道整復師が行うことができる骨折・脱臼・打撲・ねんざの治療も出来ません。

このような整体・整骨と言われる分野は、柔道整復師法第15条によって柔道整復師と医師以外は柔道整復を生業として行ってはならないと定められています。

ここで言う医業とは「医療行為を業としておこなう」ことを指し、診断を伴う診察なども含まれます。

無資格でも行える施術はありますが健康被害が多発しているので、細心の注意が必要です。

整体師に向いている人・向いていない人の特徴

整体師に向いている人・向いていない人の特徴

ここまでは整体師の基本的な情報をお伝えしてきました。

これらを踏まえても、まだご自身が整体師に向いているのか、向いていないのかわからないという方も多いのではないでしょうか?

ここからは、整体師に向いている人と向いていない人の特徴を詳しく解説していきます。

ぜひ参考にしてみてください!

整体師に向いている人の特徴

整体師に向いている人の特徴は大きく分けて2つです。

  • 人と関わることが好きで、喜ぶ顔が見たい方
  • 体力と気力に自信がある方

人と関わることが好きで、喜ぶ顔が見たい方

人と関わることが好きな方は、整体師に向いていると言えるでしょう。

整体師は、人と常に関わる仕事であり接客がメインになってきます。

そのため、接客の際のマナーやスムーズに施術を行うことも重要です。

また、整体を行う場所には、老若男女問わず多様なお客様が施術を受けに訪れるので、その人たちに合わせた話し方や接客が求められます。

そのため、臨機応変に対応を変えることができたり、今まで接客業で働いて経験がある方は特に向いているでしょう。

また、整体師はお客様の疲れを施術を施すことによって癒す仕事です。

そのため、「施術を行ったことで喜ぶ顔が見たい」「すこしでも症状を改善させるお手伝いをしたい」など人の役に立って喜んでもらいたいというホスピタリティーを持つ方も、整体師に向いていると言えるでしょう。

体力と気力に自信がある方

整体師は全身を揉みほぐして、体の不調を改善するためかなりの体力と気力が必要になってきます。

整体師が元気な人ではないと、相談したいとも思ってもらえず、お客様の悩みに寄り添うことは出来ません。

また、1日に何人ものお客様を施術するので、毎回全力で問題解決に向けて適切な提案をするという気力も必要になってきます。

普段から体力や気力に満ち溢れており、周りの人に元気を与えられるような方であれば、沢山の人を癒してもなお元気でいられるでしょう。

そのような体力と気力に自信がある方は、整体師に向いていると言えます。

整体師に向いていない人の特徴

向いている人の特徴をご紹介してきましたが、向いていない人とはどのような方なのでしょうか?

整体師に向いていない人は大きく分けて2つです。

  • 運動神経が悪い人
  • 社交性・愛想が無い人

運動神経が悪い人

整体師には、手先の器用さも必要とされますが、運動神経が良いことも重要になります。

施術をする際に、基本的には自分の身体を上手に利用して、お客様の身体を動かすことになるでしょう。

そのため、自分の身体を上手に使いこなせないほど、運動神経が悪い方にはあまり向いていません。

逆に、運動神経が少し悪くとも、球技などが得意な方は覚えるスピードや施術の上手さが圧倒的に違います

運動神経が悪い方は、頭では理解していても、実際に施術を行う際に体を連携させて動かすことが苦手です。

社交性・愛想が無い人

接客業において、相手が心を開いて本心を話しやすくする一番の有効な手段は「愛想をよくする」ことです。

誰とでも、分け隔てなく印象が良く映るような話し方ができない方は、整体師に向いているとは言えません。

整体に来る方のほとんどは初対面です。

初対面は緊張をする方も多いため、無愛想で無表情で施術をする人の所に、また来たいと思ってもらえるでしょうか?

リピーターが生まれなかったり、勤務先の印象が下がることにもつながるため、社交性・愛想のない方は整体師には向いていません。

整体師に必要な資格2選

整体師に必要な資格2選

整体師は資格が無くても施術ができると言いましたが、資格はあればあるだけいいです!

資格を持っているだけで、客観的に判断できる実力があるので、開業をする際や転職時にとても有利になります。

特に、将来的に開業をしようと考えている方は資格は必須と言っても過言ではありません。

ここからは、本当に必要で役に立つ資格を3つご紹介します。

ぜひ資格の取得を検討してみてください!

①柔道整復師(国家資格)

柔道整復師は国家資格になります。

この資格は、骨折・ねんざ・打撲・脱臼を治療できる資格を持ち、骨の手術などをせずに手で元に戻したり、包帯での固定・テーピング・ストレッチ・トレーニングなど薬を使わずに治療を行えるのが特徴です。

一番の特徴として、薬を使わないので患者さん自身が自然に直すことのできる治癒力を最大にして治療を行えます。

症状が軽度な患者さんや、薬を使うことが出来ない患者さんに対して治療を行うことになるでしょう。

働く場所の幅も広がり、整体・整骨院や病院のリハビリ棟でも活躍できます。

②あん摩マッサージ指圧師(国家資格)

あん摩マッサージ指圧師は国家資格で、主に指・手などを用いて、押し・揉み・叩くなどの力で刺激を体に与える施術方法です。

指圧やマッサージを行うことで、身体をほぐして血行を促進させたり、身体の歪みを矯正させたりすることにより、症状の改善を図ります。

また、医師の処方に従い、患者さんのリハビリ治療を行うことや、企業の中でヘルスキーパーとして従業員の健康管理と作業能率の向上を目的に施術に当たることもあるでしょう。

このように、働く場所の選択肢やできる施術の幅も増えて、活動の幅が多様になります。

このほかにも資格があり、 「カイロプラクティックの仕事内容と資格取得について詳しく解説」でも解説していますので、是非参考にしてみてください!

まとめ:整体師こそ資格を取得して、キャリアアップを目指しましょう!!

まとめ:整体師こそ資格を取得して、キャリアアップを目指しましょう!!

整体師になる際に資格はいりませんが、開業や高い給料を得るためにも資格を取得することをおすすめします。

確かな知識と技術で施術を行うためにも、国家資格・民間資格関わらず取得をすることで早期キャリアアップが可能です。

資格取得が難しくとも、接客技術を磨いて患者さんと深い信頼関係を築けるようにしましょう。

これ以外にも役立つ資格はたくさんあります!

「2023年本当に役立つ資格」もぜひ参考にしてみてください!

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