英語の資格を取ると有利になる!?絶対に取るべき英語資格と勉強方法を詳しく紹介!
英語の資格がいつ使えるのか?役立つ場面があるのか?そもそもでどのような英語の資格を取ったらいいのかわからないという人は、この記事を読むことで解決できます。
英語の資格は使える?
英語の資格はいつ有効活用できるのか?一緒に見ていきましょう!
英語の資格が役立つ場面
英語系の資格を取得すると、仕事の場面や昇進などのタイミングで有利に話を進めることが可能になってきます。
本記事では、英語の資格をご紹介するとともに詳しく勉強方法をご紹介していきます。
役に立つ英語資格10選!
ここからは役に立つ資格を10個ご紹介していきます。
英語以外の資格も興味がある方は、「趣味で取りたい人気の資格10選をご紹介!各資格をしっかりと解説します!」も参考にしてみてください!
TOEIC
TOEICにはリーディングとリスニング力を測ることができるL&R TESTとスピーキング力とライティング力を測ることができるS&W TESTの2つのテストがあります。
TOEICは年間受験者数が170万人前後と非常にポピュラーな資格です。
一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が実施しており、英語を第一言語としない人が対象の英語資格になります。
多くの受験者が、進学・就職の際に活用と社会人のキャリアアップを目的として受験している方です。
これから様々な英語資格をご紹介しますが、その中でも一番多い受験者数を誇り、年間実施回数も複数回あります。
L&R TESTは年10回の実施で、S&W TESTは年24回の実施です。
試験の主な内容としては、ビジネスに関する問題が多くリスニングでは写真を見て回答するものや複数人の会話を聞いて答えを選ぶものなどがあります。
リーディングでは、短文穴埋め・長文穴埋め・長文読解が出題され、多くの英語単語や英語の読み取り力が必要とされるテストです。
TOEICを受験することで、自身の英語力を客観的に把握できるとともに英語力をアピールできる裁量にもなります。
スコアは990点満点で、730点を超えるとどのような英語を使う状況にいても、適切な英語で適切なコミュニケーションを測ることができると言われており、取得をするのであれば730点以上を目指すと今後有利になるでしょう。
TOEICは日本国内では重宝される資格ですが、海外では有名な資格ではないため海外留学を考えて英語資格を受験しようと考えている方や、海外に転勤をしたい方にはお勧めできない資格になります。
実用英語技能検定
実用英語技能検定は英検と呼ばれ、社会的な知名度はTOEICと同じくらいある検定です。
文部科学省が後援する英語の試験で、英語の聞く・話す・書く・読む力が問われます。
年に3回の受験機会があり、毎年6月10月1月の開催です。
この試験は
- 1級
- 準1級
- 2級
- 3級
出題範囲は日常会話や社会での生活、芸術、文化、歴史など専門的なシチュエーションから出題され、リーディング・ライティング・リスニングと面接試験のスピーキングテストです。
英語のレベルを明確に示すことができるため、学生から大人まで幅広い年代の人が受験する大きい規模の試験になります。
普段の仕事の中で、英語でメールを作成する機会がある方や英語を日常的に話す方は、英語をアウトプットする試験なので、とても役に立つ資格です。
勉強方法としては、市販のテキストで勉強して合格を狙え、スピーキングも調べると過去の受験者たちの情報が出回っているので、対策が容易となっています。
TOEFL
TOEFLは非英語圏が出身の方のみを対象としたテストで、アメリカ・カナダの大学・カレッジに進学する際に大学側が客観的に英語力を判断できるテストになります。
TOEICと違うところは、国際的に知名度があるテストで海外進出を考えている方や海外の大学に進学をする方にとてもお勧めの資格だというところです。
このテストでは読む力・聞く力・話す力・書く力の能力を30点ずつ120点満点で計測します。
試験方法は全国のテストセンターでパソコンを使って行われ、毎日開催されている場所がたくさんあり、4つの技能を同時に測定できるため満遍なく自身の英語能力を発揮できるテストです。
受験機会が多く、多くの出版社からテキストも発行されているので勉強もしやすいのが特徴になります。
海外に転勤を考えている方は特に取得が必要になりますが、自身の英語能力を客観的に幅広い範囲をいっぺんに知りたいという方にもお勧めの資格です。
IELTS
IELTSとは、TOEFLというテストのイギリス圏バージョンで、主に使用される場面はイギリス・オーストラリア・ニュージーランド・カナダの大学に入学する際に必要になってきます。
IELTSの特徴は、世界140カ国で通用し年間300万人以上の受験者数を誇り、テストの高い信用性が認められていることです。
このテストは、大学に進学する際だけでなく、イギリス圏などに移住・就労する際に英語能力を測定しなければならないときにも通用します。
試験の種類が2種類あり、アカデミックモジュールとジェネラルモジュールを目的に沿って選んでいただくことが可能です。
パソコンで受験をしますが、試験の結果は3〜5日後に発表されます。
パソコンではなく紙のテストを試験会場で受験する方法もあり、パソコンの操作に慣れていない方や紙で試験を受けたいという方にはお勧めの試験です。
IELTSのスピーキングテストで重要視されるのは、どれだけ自然な会話をするかという点と回答時間に制限があるのでその制限時間内に回答ができるかという点になります。
IELTSのスピーキングテストは重要視される項目が他のテストと違う為、それに合った対策で準備していかなければなりません。
また、スコアが独自のバンドスコアで表示され、1〜9に分かれてスコア化されています。
受験者の平均スコアは5.8程度のことから平均を上回らなければいけないということが分かります。
IELTSを勉強する際に、大学の対策講座や塾の講座を活用する方法と、市販の書籍やテキストを使って勉強する方法があり、社会人の方はテキストを購入される方が多いです。
海外の大学、特にイギリス圏に行こうと考えている人は一度腕試しとして受験してみるのもいいと思います。
全国通訳案内士試験
全国通訳案内士試験とは、通訳や翻訳家になる人にお勧めの資格です。
通訳案内士になるために必要な知識と能力を持つものなのか判断することを目的とした試験で、年に1回のみの実施になります。
言語系の資格の中で唯一の国家試験になり、国家試験の中でも中間の難易度です。
一次試験と二次試験があり、一次試験では筆記5科目が問われ二次試験では外国語の口述が問われ、一次試験二次試験どちらにも合格しなければなりません。
二次試験の評価項目としては、プレゼンテーション・コミュニケーション・文法及び語彙・発音及び発声・全国通訳案内士としての適切な受け答えが評価対象になります。
この資格は、通訳士としての力とホスピタリティと臨機応変に対応できる力が問われるため、将来翻訳家や通訳士になりたい方はもちろん、言語面以外も伸ばしたいと考えている人に非常にお勧めの資格です。
合格率が10%前後と非常に低い合格率ではありますが、それだけ能力が求められる資格だということでもあります。
一次試験は18%の合格率なのに対し、二次試験では50%と一次試験突破が大きな壁だということが分かるでしょう。
言語別で見ると英語が一番合格率が高いので、一度受験してチャレンジして見るのもいいと思います。
主な対策方法としては、ホスピタリティが求められるため幅広い知識が必要となるため、歴史と観光の分野の語彙力を増やしておくといいでしょう。
ビジネス通訳検定
ビジネス通訳検定とは、ビジネスの場で活躍することができる通訳者のための検定です。
将来通訳者として企業や団体から通訳の仕事を得る際に、ビジネス通訳者としての資格が必要になり、ビジネス翻訳の実力を客観的に評価できる資格として重宝されています。
検定は年に2回実施されており、試験の種類は「逐次通訳」と「同時通訳」の2種類で、問題を聞いた後に録音をするという方式です。
逐次通訳とは、ビジネスの際の通訳技術を評価する試験で、2から4級で結果が判断されます。
同時通訳試験はビジネスの際に同時に通訳する技術があるのかを測る試験です。
日本語から英語と英語から日本語の両方を録音する試験で、英語の語彙力だけでなくビジネス上の知識を持っているかも問われます。
この試験は過去2年以内にTOBIS試験で2級を取得した人のみが対象です。
TOBIS2級とはある程度まとまった長さの文も精度を保ちながら対応でき、なおかつビジネス通訳者として適切なレベルとされています。
今後通訳の仕事をしたい方や、ビジネスで英語と日本語両方使う人にとてもお勧めの資格です。
2級は合格率2%ですが、4級は47%程度と高い合格率のため、挑戦できる範囲だと思います。
公式からテキストが出ているので、テキストを参考にして勉強できるため、挑戦もしやすいです。
国連英検
国連英検とは、国連のような国際機関で働きたいと考えている人と外交官になりたい人におすすめの資格です。
6段階の級があり、国連関係の国際情勢や時事問題と世界各国に関する問題が出題されます。
1981年に始まった古い歴史のある資格で、試験は年に2回行われており、主要都市で実施されているのが特徴です。
6つの階級があるため、中学生からシニアなどの幅広い人が受験しています。
国連英検は国連の活動の普及の一環で行われており、国際協力と国際理解を理念とするため、国連英検を受験してもらうことで真に役立つ国際的グローバル能力を育成するというのが目標です。
試験では、コミュニケーション重視でリスニング問題が40%となっています。
A級や特A級になるとネイティブの試験官と元外務省大使や外交実務を経験したことがある人が試験官として試験を行い、より深い議論が求められるのです。
特A級になるとプロフェッショナルのレベルになり国際情勢や世界情勢に詳しくなければなりません。
学生などは、C級を受験するのがおすすめです。
C級は高校修了程度の文法が求められ、旅行先でフランクに食事の場で会話を楽しむ程度とされています。
試験時間も100分と比較的短い方なので、受験しやすいのもポイントです。
勉強方法としては、市販で国連英検対策ができるテキストが売られているので、それを参考に勉強することができます。
国際状況に興味があって、英語で国際問題について議論をするのに興味がある方や、将来外交官になりたいと考えている方にとてもおすすめの資格です。
Versant
Versantとは、高度な言語認識と自動の採点システムを使い、スマホやパソコンなどの電子機器があれば、いつでもどこでも受験可能です。
国内外の企業やグローバル企業で採用されており、信頼性の高いテストとして知られています。
採点をするのが最新のAIシステムで、言語認識と自動での採点システムによって、客観的で公平な英語力を測定でき、自身の弱点をしっかりと把握できるのが特徴です。
スコアは20から80点となっており、日本人の平均点は38点で基本的な情報について述べることができるレベルとされています。
いつでもどこでも受験可能なので、受験のハードルが低く、ご自身の準備ができたときに受験しスコアを伸ばすことが可能です。
バーサントはリスニングとスピーキング能力を図りますが、TOEICはリスニングとリーディングを図るため、目的に合わせて試験を使い分けましょう。
リスニングとスピーキングの能力を知りたい方や、いつでも好きな場所で受けたい人、結果をすぐに知りたい人におすすめの資格です。
日商ビジネス英語
日商ビジネス英語検定は、貿易に関係する仕事の方や英語が必要な事務職に就くために必要となってくる検定です。
この資格の特徴としては、ライティング重視の検定試験で文章の正確性と分かりやすく伝えているかを重要視するという点になります。
試験内容は、貿易の取引や輸出入の際の取引の実務シーンが設定され、社内でも電子メール作成と報告書作成、企画書のビジネス文書の作成と海外の会社との取引での実務レベルの内容です。
受験資格がなく、試験と採点と合否が全てインターネットで分かる仕組みになっています。
1級は契約書の作成などのコアな業務内容と市況レポートに基づいたプレゼン方法が出題されるため、難易度がとても高いです。
2級は、英語のスキルだけだとTOEIC600点以上が求められ、貿易に関する英語の知識も求められるため貿易実務がない受験者は少し勉強が追加で必要になって来るでしょう。
3級はビジネス英語が主に出題されますが、基礎レベルの試験になるので英検では3級レベルが必要となってきます。
現在3級を持っている人は少しビジネス英語を勉強すると合格に近づくでしょう。
英検やTOEIC等に比べると知名度は低いですが、英語でビジネスの文書を作成したり読解力が求められたり、海外間との取引の実務的への理解力が試されるので貿易関連の会社や外資系企業に就職する際にとても有利な資格です。
2級と3級はテキストが市販で販売されているので、テキストを中心に勉強できます。
今後、貿易関連の企業に就職・転職を考えている人は取得するのがお勧めです。
日商ビジネス英語検定と一緒に取得をおすすめできる検定が、秘書検定になります。
秘書検定はビジネスマナーや話し方のスキルなども習得できるので、日商ビジネス英語検定と一緒に取得することで、ビジネスの場で高い交渉力を発揮できます。
秘書検定についてもっと知りたい方は、「就職・仕事・人生で役に立つおすすめ資格10選」で解説していますので、参考にしてみてください。
ほんやく検定
ほんやく検定とは、ビジネス翻訳における能力を判定して技術力向上をめざすための検定です。
ビジネスの現場において、商品として通用する翻訳なのかという評価基準で、合否が決まります。
翻訳専門職資格試験と類似はしていますが、大きな違いはほんやく検定は受験資格がないため、翻訳者から一般の主婦や学生なども受験できるという点です。
ほんやく検定はオンライン受験で、年に2回受験機会があります。
指定された時間にサイトにアクセスすることで、好きな場所で試験を受けることができるのが特徴です。
試験は4種類あり、5級、4級、実用レベル英日翻訳、実用レベル日英翻訳の4つになります。
5級と4級は高校卒業レベルの英単語で構成されているので、初めて受験をする方はこちらから受験をするのがおすすめです。
実用レベルの2つは、6つの分野から構成されその中から1つの分野を選んで受験します。
5級と4級は半数以上が合格していますが、実用レベルは5%の合格率ととても難しいことが分かるでしょう。
翻訳関係の職業に就きたい方は取得をおすすめします!
まとめ:英語の資格を取得し、より高いアドバンテージを得ましょう!
英語系の資格を取得することで、就職が有利に進んだり昇格が見込まれる可能性が増えます。
ぜひ英語系の資格を取得して、ご自身のアドバンテージを増やしていきましょう!!
英語以外にも役に立つ資格が知りたいという方は、「就職・仕事・人生で役に立つおすすめ資格10選」も参考にしてみてください!