調剤事務はどんな仕事?仕事内容と資格を徹底解説!
調剤事務とはどのような職業なのでしょうか?
実際の仕事内容と資格の種類が複数あるためくわしく解説していきます!
調剤事務以外の役立つ資格を知りたいという方は、
「2023年!本当に役に立つ資格はこの10個!!」で詳しく解説しているので参考にしてみてください!
調剤事務とは
調剤事務とは調剤薬局における事務作業全般のことです。
その仕事は受付・電話対応、処方せんの入力・レセプト作成、調剤報酬の請求、会計業務、薬剤師のサポート、医薬品の発注・点検・入庫など多岐に渡ります。
仕事内容一つ一つは決して難しい業務ではないのですが、業務が多岐に渡り仕事量が多いのが特徴です。
資格の種類
調剤事務管理士
試験の回数が多く、2ヶ月に1度行われているので、受験しようと思ったら年に6回は受験のチャンスがあります。
在宅受験も可能で、受験しやすい体制がそろっています。
さらに、テキストを見ながらの受験が可能で、他の資格試験のように暗記する必要がないことも魅力です。
受験資格は特に設けられてなく、年齢制限もないので、だれでも受験することできます。
- 合格率
- 60%
- 認定団体
- 技能認定振興協会
- 受験科目
- 調剤事務
- 実技試験
- 学科試験
調剤報酬請求事務専門士
調剤報酬請求事務専門士検定試験は、調剤事務の試験の中でも知名度と信頼性が最も高い資格だといわれています。
試験には1級、2級、3級とレベル別になっていて、1級は特に難しい試験となります。
また、2年に1度更新の必要があり、評判が良い分維持をするのにも大変な資格になっています。
- 合格率
- 60%
- 1級:20%
- 2級:40%程度
- 通信2級:30%~40%
- 通信3級:50%~60%
- 調剤報酬請求事務専門士検定協会
- 実技試験、学科試験
認定団体
受験科目
調剤事務実務士
試験はやさしめとなっていて、自宅学習が基本なので自分のペースで勉強できるのが特徴です。
- 60%
- 内閣府認証特定非営利活動法人医療福祉情報実務能力協会
- 受験科目
- 実技試験、学科試験
合格率
認定団体
調剤報酬請求事務技能認定
取得するには、指定したカリキュラムを修了し、修了試験に合格する必要あります!
なので、お金と時間がかかりますが知識は確実につくので就業したときに有利です。
- 非公表
- 財団法人 日本医療教育財団
合格率
認定団体
医療保険調剤報酬事務士
これも調剤報酬請求事務技能認定と同様に講座の受講が必要です。
レポートの提出や中間試験もありますが、試験は毎月じっしされ、在宅試験であるために忙しい方におすすめです。
合格率
- 非公表
- 医療保険学院
認定団体
調剤事務の特徴
資格が取得しやすい!
複数ある資格の中でも調剤事務は短い期間で取りやすい資格です。
合格率も高いので、子育て中の女性や仕事をしている方にもオススメできます。
これ以外にも、女性のおすすめの資格があり
「趣味で取りたい人気の資格10選をご紹介!各資格をしっかりと紹介!」でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
全国どこでも働ける!
全国、人がいるところには薬局があります。
資格を持っていればどこでも働けるので、引っ越し・転勤があっても再就職がしやすいです。
調剤事務の仕事内容
受付業務
薬局に行って、最初に対応してくれる人は大体調剤事務の方です!
なので、想像はつきやすいと思います。
薬をもらいにくる方に対して、薬局の第一印象を決める場所です。
元気よくあいさつしましょう!
患者さんたちが安心できます。
処方せんの打ち込み
渡された処方せんを元に患者さんの情報や処方せんの内容をパソコンに入力していきます。
同じ種類の薬でも規格(○mgなど)が違う場合があるので、注意深く確認しながら作業をしなければなりません。
ただ、最近では処方せんにバーコードが付いており、バーコードリーダーでピピッと読み込むだけで完了してしまうところもあります。
それでも、入力後のチェックは必須です。
レセプトの作成
私達が薬局に行くとはじめに保険証の提出が求められます。
それによって、薬代の負担を3割の負担に抑えられます。
レセプトとは、医療費の保険負担分(残りの7割)の支払いを公的機関に請求するために発行するものでこれがないと薬局は利益が得れません。
なので、これを間違えると経営に大きな影響を与えます!
保険診療では報酬の料金がすべて点数化されていて、複雑なのでベテランの薬剤師さんが行うことが多いです。
検品・入庫作業
薬局では患者さんに渡す薬が欠品しないよう、毎日薬を発注することが多い です。
なので、医薬品が毎日のように薬を届けられます。
ですので、薬局事務は足りなくなってきた薬を発注し、納品してくる薬を受け取り棚にしまうという薬の発注と検品・入庫をします。
薬の在庫管理は重要業務なので、薬の発注は薬局の管理者が担当もしくは専門の在庫管理者が担当しているケースもありますが薬の受け取り(納品対応)は事務さんにお願いすることが多いです。
薬を受け取ったら、届いた薬は正しいか、数量は正しいかなどの発注と間違えていないのか検品をします。
この作業は慣れないと大変です。
なぜなら、ひとつの薬局でも1,000種類以上あるため、最初の頃は「この薬はどの棚だっけ!?」というのを覚えるのが一苦労。
ただ、2,3ヶ月過ぎたら覚えられます。
薬剤師の補助
薬局というのは薬剤師と調剤師の協力で成立します。
なので、薬の場所が分からない薬剤師に薬の場所を教えてあげたり、袋詰めを手伝ったり、薬の宅配や、備品の補充、電話応対やFAX送信など幅広い仕事を行います。
まとめ:調剤事務になって全国各地で活躍しましょう!
調剤事務は薬局などがある場所すべてで活躍できる資格になります。
家族の急な転勤などの際にも臨機応変に対応できるので、使い勝手のいい資格です!
資格は取得しやすくなっているので、ぜひ様々な場面で活用してみてください。
これ以外にもおすすめの資格を
「就職・仕事・人生で役に立つおすすめ資格10選 」で紹介していますので是非参考にしてみてください!