メイクアップアーティストに資格は必要?取得した方がいい資格と理由について解説!
テレビや雑誌、映画などで活躍する俳優やタレント等のメイクを担当するメイクアップアーティスト。
華のある業界で、多くの方が憧れる職業の一つですが、メイクアップアーティストになるためには何が必要なのでしょうか。
この記事では、メイクアップアーティストとして活躍するために資格は必要なのか、具体的にどのような資格が必要なのかについて徹底解説します。
その他役立つ資格を、 「趣味で取りたい人気の資格10選をご紹介!各資格をしっかりと紹介!」で紹介しているので、是非参考にしてみてください!
メイクアップアーティストに資格は必要?
メイクアップアーティストは美容の専門的な職業ではありますが、実は特別に国家資格などが必要とされているわけではありません。
つまり、極論を言えば、資格が無くてもメイクアップアーティストを目指すことができます。
しかし、実際の現場ではしっかりと資格を保持している人の方が活躍しやすいという現状があります。
メイクアップアーティストとして活躍するためにひつような資格
メイクアップアーティストという業界で生涯活躍していきたいという方は、資格を保有していることがとても大きな基準になります。
今回は数ある資格の中でも、活躍していく中で必須になる三つの資格についてご紹介します。
美容師免許
美容師免許は国家資格になり、厚生労働省が認可している美容師養成施設を卒業しなければ取得することができません。
メイクアップアーティストはメイクと共にヘアスタイリングも求められるので、美容師資格取得に際して得られる知識は現場で大きく役立つだけでなく、就職にも大きく役立ちます。
JMA日本メイクアップ技術検定
メイクアップを職業として志す方や職業としている方の技術力、接客力、知識力を高めることを目指し、一般社団法人JMAが定める正しいメイク基準を基本とした検定になります。
試験は、一級・二級・三級の三段階に分かれており、一級の取得難易度は31.1%になります。
これら検定の取得によって自分自身の技術を証明することができます。
IBF国際メイクアップアーティスト試験
国際メイクアップアーティストは、一般社団法人IBF国際美容連盟が認定している資格で、国際的に共有できるメイクアップに関する知識や、技術の基本を理解し、実際にメイクアップができる事を証明する試験になります。
試験の合格者は、IBFより就職や開業、フリーランスとしての活動に関する様々な支援をしてもらえるのが特徴です。
しかし、当試験の受験にあたっては、独学からの受験は出来ず、IBFが指定するスクールで決められたカリキュラムの修了が受験資格獲得の条件となっているので注意してください
メイク以外に必要な資格
上記で挙げた必須になる資格以外にも、所持しておくことで、活躍に役立つ資格をご紹介いたします。
日本化粧品検定(コスメ検定)
日本化粧品検定(1級・2級)は文部科学省の後援事業として認可された、化粧品・美容の知識に関する検定試験で、国家資格と民間資格の中間にあたる公的資格になります。
この検定では、日常生活に役立つメイクの基礎知識が学ぶことができるものになります。
日本化粧品検定は1級・2級・3級の三段階にレベルが分かれており、3級は無料で回数制限なく受験できるものになります。
メイクセラピー検定
メイクセラピー検定は、一般社団法人メイクセラピストジャパンが主催するメイクセラピーの知識と技術に関する検定試験です。
メイクセラピーとは心理カウンセリングの手法を取り入れたメイクアップ技法で、化学療法の領域における援助法の一つです。
メイクアップアーティストとして、外見を美しくすることだけに留まらず、心理カウンセリングによってメンタルサポート(心理的援助)することを目的としています。
医療・福祉業界でも注目されつつある資格で、活躍の場を大きく広げることができます。
メイクセラピストを、 「メイクセラピストになりたい方必見!試験の内容や勉強方法をまとめました!」で紹介しているので、是非参考にしてみてください!
メイクアップアーティストが資格を持っておくメリット
メイクアップアーティストは前述した通り、資格を保持していなくても独学によって目指すことも出来ます。
ここでは、資格を持っておくことで、メイクアップアーティストとしてどの様なメリットがあるのかを紹介していきます。
メイクの正しい知識・技術が身に付く
メイク専門の学校に通うことによる最大のメリットは、メイクの正しい知識・技術が身につくことにあります。
現在インターネットやSNSの普及によって、メイクやコスメなどに関する情報は簡単に入手できる世の中になりました。
しかし、メイクアップアーティストとして実際に現場で役立つ情報となると、メイク専門の学校でしか得られない情報などが大きく役立ちます。
また、独学の場合得られた知識に対してフィードバックをしてくれる第三者がいなかったり、メイクの練習相手がいなかったりと学習上の課題がまだまだ存在します。
実際にメイクアップアーティストの世界で活躍していくためにも、資格の取得を通して学習していく事がおすすめです!
就職がしやすくなる
メイクアップアーティストが資格を所有することによって、へアスタイリングやメイクアップのスキルがある事の証明となります。
メイクアップアーティストは資格が無くてもなることができる職業であるからこそ、資格を所有している方の評価は大きいです。
また、メイクの専門学校によってメイクアップアーティスト候補として学生を採用したい様々な美容関連企業から、求人が集まってきます。
独学の場合は自分でインターネットなどを使いながら、直接企業にアプローチしなければいけない為、メイクアップの学習以外にも大きな労力を割かなければなりません。
これらの点から、資格を保有していることは就職に有利につながります。
メイクに関する資格のビューティーアドバイザーについて、 「ビューティーアドバイザーになるには資格はいるの?専門学校や必要な資格をまとめました。」で紹介しているので、是非参考にしてみてください!