介護福祉士実務者研修とは?内容から修了のメリットまで徹底解説
介護職でキャリアアップを目指すうえで必須になるのが「実務者研修」です。
しかし、実務者研修と名前だけを聞いても内容や具体的にかかる費用がわからず不安な方も多いでしょう。
今回は、そんな皆さんの不安を解決するために、実務者研修の内容から費用まで徹底解説します。
介護職に関して役立つ資格を、 「介護業界で活躍するための資格5選!取得するメリット・スキルアップの方法を詳しく解説」で紹介しているので、是非参考にしてみてください!
介護職には必須?介護士福祉実務者研修とは?
実務者研修とは、介護福祉国家試験を受験するために、必ず受講をする必要がある講座です。
この研修では、質の高い介護サービスを提供するための、実践的な知識であったり、技術の習得をすることができます。
また、介護職員として働くうえで必要な介護課程の展開や認知症等についても学ぶことができ、介護の専門家として、生涯働いて行くうえで必須の講座と言えます。
実務者研修修了者は介護福祉国家試験の実務試験が免除になり、筆記試験のみになるのも大きな特徴です。
ここからは、実務者研修についてより詳細に紹介していきます。
実務者研修の内容
実務者研修では、質の高い介護を行うための体系的な知識・スキルについて学ぶことができます。
具体的には、介護の基本から、介護に関する社会保障制度、患者様とのコミュニケーション技術、具体的な医療ケアまで学ぶことができます。
また、すでに介護に関する資格を保有している方は、保有する資格によって科目の免除であったり、受講時間や受講期間が短くなります。
<h3>介護職員初任者研修と実務者研修の違い</h3>
介護職の研修には、実務者研修以外にも介護職員初任者研修があります。
初任者研修とは、介護や福祉に関して初めて学ぶ方、介護の仕事を始めてまだ間もない方に向けた研修になります。
初任者研修と実務者研修の違いは、初任者研修は修了試験が必須なのに対して、実務者研修の有無が場合によって異なる点です。
また、実務者研修は初任者研修にはない医療的ケアのカリキュラムがあるのも大きく異なる点になります。
介護職員初任者研修と実務者研修の違い
介護職の研修には、実務者研修以外にも介護職員初任者研修があります。
初任者研修とは、介護や福祉に関して初めて学ぶ方、介護の仕事を始めてまだ間もない方に向けた研修になります。
初任者研修と実務者研修の違いは、初任者研修は修了試験が必須なのに対して、実務者研修の有無が場合によって異なる点です。
また、実務者研修は初任者研修にはない医療的ケアのカリキュラムがあるのも大きく異なる点になります。
介護職員初任者研修については、 「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の内容とは?」で紹介しているので、是非参考にしてみてください!
介護士福祉実務者研修を受けるメリット
介護士福祉実務者研修は内容が充実しているのみでなく、修了によるメリットがとても大きいです。
ここでは、修了によるメリットについてより詳しく紹介していきます。
キャリアアップになる
訪問介護事業所で「サービス提供者責任者」になるためには、実務者研修の修了を終えていることが必須になります。
サービス提供責任者は訪問介護の具体的なプランを立てたり、ケアマネージャーとの連携を取ったりする立場で訪問介護業務の中でもとても重要なポジションになります。
2019年までは、ヘルパー二級の資格でもサービス提供責任者になることが可能だったのですが、サービス提供責任者の役割の重要性が見直され、介護福福祉士や実務者研修修了者のみがサービス提供責任者になるように変更されました。
指定訪問介護事業所では、サービス提供責任者を一定配置する義務があるため、給料のアップだけでなく、転職や就職にも有利になるでしょう。
「喀痰吸引」や「経管栄養」をまなぶことができる
実務者研修では、グループワークや医療的ケアの演習を通して、現場で実際に役立つ技術を身に着けることができます。
実務者研修を修了すると、「喀痰吸引」・「経管栄養」といった医療行為の基礎について学ぶことができます。
これらの医療行為は本来、医師や看護師しか学ぶことができなかった医療ケアだったので、非常に専門性の高い技術になります。
このような専門性の高い技術を持っていると、転職が有利になるほか、給料に手当がつくこともあります。
医療事務の内容の内容は、 「医療事務の仕事内容と資格取得方法を徹底解説!」で紹介しているので、ご興味のある方は是非参考にしてみてください!
介護福祉士国家試験の受験資格を満たせる
平成25年度より、介護職員基礎研修及び、ホームヘルパー一級は「実務者研修」へ一本化されました。
これによって、平成28年度の「介護福祉国家試験」から受験資格として、実務経験三年以上に加え、『実務者研修』の終了が必須となりました。
介護福祉受験者は毎年約10万以上おりますので、希望の曜日や教室でのご受講には、お早目のお申し込みがおすすめです。
介護士福祉実務者研修の大体の費用・期間
ここからは、実務者研修の費用や受講期間について具体的に紹介していきます。
研修を受ける際に是非ご活用ください。
研修費用はどれくらい?
どのスクールで行われる実務者研修の内容自体は同じです。
しかし、無資格者の場合はスクールによって、研修費用が10万円~20万円と大きく幅があります。
また値段によって、スクールのカリキュラムやサポート体制も大きく異なります。
スクールの通いやすさや、サポート体制・研修費用をじっくり比較した上でスクールを選択しましょう。
研修時間は保有資格によって変わる!
実務者研修は無資格で受講する場合、終了までに6ヶ月かかります。
実務者研修の講座は、合計400時間以上あり、一日当たり平均で2時間15分ほど学習する計算になります。
介護福祉国家試験の受験を見越して、実務者研修を受講する場合は、国家試験受験日を考慮して受講日程をくむことをおすすめします。
介護福祉の試験は例年一月に行われますので、遅くても12月までに修了できるように計画を立てることをおすすめします。
また、既に資格を保有している場合は、受講期間と共に受講料の減免もおこなっております。
具体的な減免期間・費用に関してはスクールによって異なるので、確認してみましょう。